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コラム

自由度が高い平屋のデザイン

2022.09.10

(概要)

「平屋」というと伝統的な日本家屋を思い浮かべる方が多いですが、実は平屋は外観・内装とも自由なデザインが可能です。

 

(本文)

自由度が高い平屋のデザイン

平屋は2階建てにくらべ、デザインの自由度が高いというメリットを持っています。

 

2階建ての場合、1階のリビングの窓を大きくとろうとすると、耐震性をどう確保するかという問題が出てきます。窓を大きくとる分、耐震性に関わる壁の量が減ってしまうからです。

 

耐震性が重要であることは平屋も同じですが、上にあるのが屋根だけの平屋と2階建てでは、条件が大きく違います。平屋の場合、耐震性低減への補完対策をとりやすいのです。

 

平屋は天井高をたっぷりとることができますから、室内空間の設計も自由度が増します。

たとえば、家の中央は通常の天井高とし、左右を高くとる、といったデザインも可能です。家の外観に高低の対照を見せることになる一方、室内空間にも変化と開放感が生まれます。ワンフロアにさまざまな空間デザインが可能なのです。

 

また、家のデザインに重要な役割を果たすものに「庭」がありますが、平屋には建物と庭の一体感を出しやすいというメリットもあります。日本家屋の伝統である「縁側」、あるいはウッドデッキなどを設けると、家の中と外がごく自然につながります。

 

2階がない平屋は外観的にも庭の木々となじみが良く、穏やかな景観を作りだします。平屋はこの点でも楽しみと自由度が大きいのです。

 

いろいろな平屋

 

無垢材や漆喰など日本古来の素材を採用した平屋。

外観は落ち着いた「和」の様式を取り入れ、余計な飾りを排除してシンプルな平屋に仕上げました。しかし、リビングや廊下など室内には無垢材をふんだんに使いました。

 

無垢材は人体に影響する有害物質を含んでいませんし、蒸し暑い夏には湿気を吸収し、乾燥した冬には湿気を放出する調湿機能を持っています。

リビングの壁には、これも調湿性に優れた漆喰を採用しました。日本古来の素材を使った、快適さ、健康に配慮した住まいです。

 

建築家とのコラボレーションから生まれた平屋もあります。

外壁に焼杉を採用し、玄関は白いドア。焼杉の濃褐色と真っ白なドアが際立った対照を見せるデザインは、一般の住宅にはないインパクトがあります。しかし、木材が持つ落ち着きが穏やかさを与え、周辺の住宅と違和感なく調和しています。

 

リビングは勾配天井を採用し、パイン材に塗装した床と一段下げたダウンフロアで構成しました。パイン材は独特な木目が美しく、年月の経過によって風合いを増していきます。スキップフロアはモルタル仕上げにしました。パイン材とモルタル、この対照も建築家ならではの斬新なアイディアです。

 

白を基調としたナチュラルモダンの平屋。

太陽光パネルをのせた切妻屋根の美しい線とヨーロッパ風の白い壁が絶妙な調和を見せています。家の門から玄関までは、煉瓦で描いた曲線でお客さまを誘導。遊び心とおしゃれな雰囲気がお客さまを玄関までご案内します。

 

室内の壁も白を基調にし、LDKの床にはカバの無垢材を使いました。清潔あふれる白い壁と木の風合いがモダンさと自然なやさしさを醸し出しています。

その一方、和室には、茶室などに使用される伝統的な聚楽壁を採用、天井も伝統的な目透かし天井にし、純和風に仕上げました。和と洋、伝統とモダンが融合した平屋です。

 

ぜひ施工事例を参考にしてください