コラム
三重県で家を建てる際、住宅メーカー選びが必要です。なぜなら、住宅メーカーに資金計画を相談するとき、住宅メーカー選びに失敗すると資金計画でも損をする可能性があるからです。ここでは住宅メーカーに資金計画を相談するときの注意点をご紹介します。
住宅メーカーは資金計画のプロではない
住宅メーカーは家を建てたり、売ったりする業者です。なので、資金計画のプロではないことを理解しておきましょう。提携している金融機関の住宅ローンを紹介されますが、これは手続きのしやすさや紹介料を受け取るために行っているケースが多いです。
そのプランが必ずしも適しているわけではなく、中には高い手数料を支払っていることもあります。また、資金計画では家計や保険の見直しが必要であり、返済計画も重要なのですが、住宅メーカーは見直しや返済計画に関する知識を持っていない場合も……。
資金計画は、住宅メーカーの専門分野ではないので、提案された内容の全てが正しいと認識してしまうと、費用面で失敗してしまう可能性があります。住宅メーカーに資金計画を相談する際は、プロでないことを理解しておきましょう。
紹介された住宅ローンを安易に契約しない
住宅メーカーから住宅ローンを紹介されることがありますが、ここで提案されるのは提携している金融機関の住宅ローンだけです。また、基本的に提示される「返済例」は契約意欲を高めるために、返済額を少ない設定で計算されています。
住宅メーカーが推奨している住宅ローンなら安心!と考えず、契約前にしっかり検討しましょう。金融機関によって住宅ローンの特徴や返済方法などは異なるので、自分に適した住宅ローンを選ぶことが望ましいです。提携している金融機関や住宅ローンの種類が複数ある場合は、比較して選びましょう。
専門家がいる住宅メーカーを選ぶ
住宅ローンの提案では様々な知識が必要です。住宅メーカーへ資金計画を相談したい場合は、ファイナンシャルプランニング技能士やCFP、AFPの有資格者がいるところが安心と言えます。住宅ローンや資金計画の専門知識をもつスタッフが在籍していれば、正確な知識をつけて選ぶことが可能です。また、住宅メーカーによってはセミナーを開催しているところもありますが、そこでも有資格者や外部の専門家による講義や相談会であるかもポイントでしょう。
住宅ローンの契約を急かす住宅メーカーで契約してしまうと、後から後悔してしまうことがあります。
住宅ローンの利用には、メリットがあればデメリットもあるので、その点を明らかにしてくれる業者への相談が望ましいです。
住宅メーカーに資金計画を相談する場合は、無理に住宅ローンの契約を進めず、FPの有資格者など専門スタッフが在籍するメーカーを選びましょう。