コラム
住宅ローンをどこの金融機関で組むのか悩む人は多いですが、そのなかには「金利」を意識する人も多いでしょう。金利に気をつけないと、毎月支払うことが難しくなる場合があるので注意が必要です。そこで、変動金利と固定金利の違いや選び方を紹介します。
そもそも金利とは?
金利とは、お金を借りたときにその対価として支払う利息のことを言います。金利が高いと毎月支払う金額が多くなり、総額も大きくなります。なので、住宅ローンで金融機関選びに悩んだ際には、金利の低い金融機関を選ぶようにすると良いでしょう。ですが、手数料が高い場合や団体信用保険料が含まれない場合など、内容に違いがあるので必ず条件を確認することが大切です。
変動金利と固定金利の違いについて
住宅ローンを契約する金融機関が決まったとしても、次は「変動金利」と「固定金利」で悩むことになるでしょう。変動金利は景気の上昇や下降によって金利が変わります。低金利時代でもある近年では、変動金利の方がメリットが多いでしょう。
ですが、今後の日本の景気は誰にもわかりません。景気が良くなればその分、金利も上昇するので注意が必要ですが限度があるので安心です。一方、固定金利はその名の通り金利が固定されたままなので、金利が変わりません。支払総額も変更がないので先の計画が立てやすくなるでしょう。ただし、変動金利に比べると設定された金利が高く、景気が低くても高い金利をそのまま支払っていくこととなるので不満に感じる人もいます。
変動金利の最大のメリット
変動金利は、半年に1回金利の見直しがあり、5年に1回は返済額が見直されます。これがメリットなのかデメリットなのか……受け取り方は個人によって違うでしょう。ですが、これから日本の景気がよくならなかった場合や金利変動がなかった場合には、返済額の見直しは大きなメリットです。
最初の金利が0.5%などと低かった場合、そのままの金利を支払うことになるので負担なく住宅ローンを返済していくことができます。万が一金利が上がったとしても、5年間は返済額の変更がないので、その期間に貯蓄をしておくと良いでしょう。
シミュレーションして検討しましょう
変動金利か固定金利か悩んでいる人は、シミュレーションして考えてみましょう。各金融機関でもシミュレーションしてくれますが、インターネットで検索をすることで簡単に行うことが可能です。借入額と金利の高さを入力するだけなので、時間が空いたときに確認できますよ。金利によって返済額には大きな違いがあるので、無理のない返済ができるように変動金利か固定金利かを選びましょう。