コラム
今が本当に買い時なのかどうかは気になるところです。
今回は買い時を見極める4つのポイントについてお話いたします。
皆さまもご存じのとおり、今年は「不況」と言われています。
一般的に「不況」と言うと、「物が売れない」「お金を出すことを控える」
といったイメージをお持ちではないでしょうか?
もちろん、その通りではありますが… 実は、「一生で一番高い買い物」と
例えられるような、「住宅」を購入される方が、 特に、「不況」と言われる現在、
大変増えているのをご存知ですか?
こちらは「土地の成約件数」「新しく住宅を建てられた方の数(戸数)」を
グラフにしたものですが…ご覧の通り、増加しています。
【住宅新設着工戸数の推移】
実は、「住宅購入は不況の時ほど、買い時」なのです。
先ほどのデータが示す通り、「不況の時こそ買い時」という事をご存じの方が
実際に動かれているのです。
本日は、「買い時のタイミング」について、 「これだけは押さえておきたいポイント」を
4つの観点からお伝えします。
本日は1つめに記載している「歴史的低金利」についてご説明いたします。
「家は人生で一番高い買い物」と言われますが、実際にはそうではありません。
一番 高い買い物は「住宅ローン(借入額+金利支払)」なのです。
だからこの後の「金利 の話」は非常に重要なのです。
先ほどお話したように住宅の購入は「物件価格」だけではなく、
「プラス金利支払い」です。
不景気になると金利が低下するので総支払額が減少します。
金利で知ってお きたいの大事なことは「現在の金利」だけでなく、
どういった推移をしているかです。
これは過去30年間の変動金利の金利推移です。
このうち、『8.3』『4.6』『2.475』という3つの数字がポイントです。
これは何だと思いますか?
「8.3・・・過去30年間の最高金利」、「4.6・・・過去30年間の平均金利」、
「2.475・・・現在の平均金利」・・・
これらを見ていくと現在が歴史的に見ても圧倒的に低金利 なのが分かります。
ちなみに2500万円借り入れると、金利が1%違うと560万円以上違いますので、
差は 大きいです。
ここ最近の金利動向を見ていくと、ただでさえ低かったのが
『リーマンショック』以降、さらに低くなっています。
提携金融機関の中には変動金利で1%を切りそうなところまで出てきています。
また、下記の通り各行の優遇金利を適応した実行金利は、過去最低水準です。
不景気のおかげで超低金利が実現しているのが今年です。
しかし、この状態がいつまで続くかはわかりません。
実際にフラット35等の一部のローン商品は減少してきていたのが、
急激に上昇してきている兆候があります。
先ほど少し話しましたが、もしタイミングを逃して金利が1%上がった場合には
総返済額で約560万円も支払いに差が出てきます。
先日、会社で『560万円あったら何がで きるんだろう』という話をしていましたが、
高級外車が買えますし、世界一周旅行も2 周いけますし、本当に大きな額になります。
月々8.3万円返済を基準にした場合、借入総額が350万程度減少します。
そうすると『駅から遠くなる』、『建物のグレードが低い』 ということになったり、
などいろいろと大変な面も出てきます。
購入時期が変わると金利が変わり、返済額に何百万円と差が出ることは
ご存知かとは思いますが、同じ時期でもローン商品によって大きく
差が出てきます。
いかがでしたでしょうか。
この話を踏まえて慎重に買い時を見極めましょう。