性能とデザインの両立
性能とデザインを両立する家
本当によい家というのは、高い性能と機能的で美しいデザイン、どちらもバランスよく採り入れられた家だと、私たちは考えます。
例えばどんなに見た目が素敵な服であっても、肌触りが悪く着心地が悪かったり、ボタンの開け閉めがしにくかったりするようでは、すぐに着なくなってしまうでしょう。また、どんなに機能的で長持ちする服だったとしても、色や形が気に入らないデザインだと、身に着けてもワクワクする気持ちにはならないでしょう。
家も同じで、性能にこだわりすぎて見た目が損なわれたり、デザイン性を追求するあまり生活しにくい間取りや動線になってしまったりしては、豊かな暮らしを心の底から実感することは難しくなってしまいます。
森大建地産のパッシブデザインの家は、快適な家に欠かせない断熱性や気密性などをしっかり確保しながら、経験豊富な建築家の高い設計力で、お客様が描く住空間へのこだわりや美しさも実現します。
「断熱性・気密性・耐久性」を重視したいとお考えのご主人、「家事がしやすい動線と洗練された雰囲気」を優先したい奥様、「家族それぞれの個性やニーズを反映させつつ明るさや換気も大事」な書斎や寝室・・・
このように、性能面・デザイン面にかかわるお考えや理想像はご家族の中でも様々です。
まずは私たちにお客様の理想の家のイメージをお聞かせください。
三重県の地域特性に合わせた家づくり
地元三重の特性を熟知している森大建地産は、3つの視点から家づくりをご提案しています。
1. 人と自然(光・風・水)の調和した家づくり
自然と調和した家は、住む人にとって快適な家となります。
三重の気候風土に合わせた風の流れ、光の道、自然素材を活用し提案します。2. お施主様のライフスタイルと調和した家づくり
ご家族のライフスタイルに合わせて、心地よい空間で過ごせる家づくりを提案します。
3. 地域環境と調和した家づくり
三重県の気候風土や生活文化、周辺の生活環境に調和しながらも、飽きのこない外観デザインをご提案します。
心地よさのみえる化(住環境シミュレーションを用いたご提案)
森大建地産では住環境シミュレーションツールを用いることによって、住んでからのイメージをお客様に見える形で具体的にご説明します。
採光シミュレーション
地域や建物の方位、窓の高さや位置の諸条件によって、日当たりはかなり変わります。 森大建地産では、地域、季節と時間帯による太陽高度とその位置関係を的確に反映して、お客様に各部屋の陽当たり状況を正確にお伝えいたします。
また、直射光以外に環境自然光も計算しますので、日が直接あたらない部屋での採光状況まで把握することが可能です。
家が建ってから「隣家の影になって思ったより暗かった」「明るいが直射日光で暑すぎる」などの発生リスクを防ぎます。
通風シミュレーション
地域と季節毎に、気象庁のアメダスデータをもとに算出した風向や風速を再現します。建物内外の風の動きを確認できます。計算結果は用途に応じて、タイル表示の静止画や流線表示の静止画と動画で出力可能です。
温熱計算の重要性
「温熱計算」とは、住まいの性能のうち「断熱性能」を確認するための計算のことです。
住宅の断熱性能を客観的に判断するために、外皮平均熱貫流率(UA値)や熱損失係数(Q値)などの数値を算出します。
たとえば外皮平均熱貫流率(UA値)は、各部位の面積、熱貫流率、温度差係数などを求め計算します。また、平均日射熱取得率(冷房期=ηAC/暖房期=ηAH)は、各部位の面積、日射熱取得率、方位係数などを求め計算します。
各数値を算出するには、玄関ドアや窓の大きさなどを細かく用いるほか、床・壁・天井などに使用される各材料の厚さや熱伝導率、そこから求める熱抵抗値、それを合算して導き出す各部位の熱貫流率などが必要で、専用ソフトやプログラムを利用することが一般的です。
森大建地産は、住宅性能を数値化してお客様にお示しすることも家づくりの大切なプロセスの一つであると考えています。
「夏涼しい」「冬も暖かい」といった表現は主観的なものですが、そこに数値という別のモノサシをご提示することで、住む前に家の快適性を客観的にご判断いただくための助けとなります。
パッシブデザインの家をつくる際は、温熱計算を用いた事前のシミュレーションで、住まいの環境をわかりやすい形でお客様に説明しています。住宅性能を示す専門用語や計算についてご不明点がありましたら、私たちのスタッフにお気軽にお問合せください。